ブラック企業の体験談と辞めた方法

【ブラック企業体験談】保育園で給料の支払いもされず夜逃げされる。副園長のワンマン経営

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※このブログでは実際にブラック企業で働いた人の経験談やブラック企業を辞めた経緯をネットで募集し、一般の方に書いて頂きました。

実際にブラック企業で働いていた方のリアルな体験談ですので、今も「ブラック企業を辞めたい!」「早く転職したい!」と思ってる人のヒントや手助けになればと思います。管理人

30代後半 女性

保育士の資格を取って、保育園に就職しようと考え、就職先を探していたときの私は都心のビルのワンフロアにあった保育園に就職できました。開園後一年しかたっていないその保育園は、「職員みんなで新しい理想の保育園を作っていきましょう」というコンセプトで、まだまだ可能性に満ちている気がして、自分が理想とする保育を追求していけるのではないかと思ったからです。

実際の就職前に何回か見学に行き、事前実習という形で何日か実際に園内部に入って働きもしたのですが、実際の状況は職員として働き出してからやっとわかりました。

まずその園では副園長が支配者であり、鍵の管理から日案の確認、トラブルの対処といった全てに副園長の確認及び許可が必要でした。それだけならまだ普通なのですが、副園長が機嫌の落差が非常に激しい人で、機嫌の悪いときには話しかけただけで「今そんなことはなしてる時じゃないのわかるでしょ!」と言われ、日案も「こんなのできるわけないでしょ!」と突き返されたりやり直しを命じられるのが日常茶飯事でした。

逆に機嫌が良いと「あら、いいじゃないの!楽しくなりそうね」とざっと目を通しただけでOKが出るのですが。なので職員間では「今日の副園長お天気」という言葉が使われていて、「今副園長のおでこに太陽出てる!日案持って行ってくる!」といった感じで機嫌の良い時を見計らって動くことが暗黙の了解でした。

しかし、実際にひどかったのお給料面です。開園一年目の園、と言うだけあって経営が安定していなかったらしく、給料日に職員室に全員が集められ、副園長が何枚かのお札を見せて「今園にこれだけしかないから、とりあえず先生達みんなでこれを分けておいて。お金が入ったらちゃんとお給料払うから」と言われ、いつになったらお給料がもらえるのかわからないことがしばしばありました。

また、保険料などもきっちりお給料から天引きされていたのに実際には天引きされていた分は園の経営に回されていたことが後にわかりました。おかげでこの園をやめた後に失業保険さえもらえず、大変苦労しました。

副園長はそのような人でしたが、園長と副園長の折り合いが悪く、職員の前でも、他の園から先生が来ている研修中などでさえ園長と副園長の怒鳴りあいのけんかが始まり、困ることがしばしばありました。園児にも見られるのでかなりの悪影響だったと思います。

3年働いたところでこの園の経営状態が深刻に悪化し、副園長が金策に駆け回ってほとんど園にいなくなり、日案に組んでいた副園長担当の音楽レッスンが予定通り行えなくなりました。園の玄関に借金取りが来て、「副園長にあわせてください。会わせてもらえないとこちらも困るんです」と言ってきたりすることもしょっちゅうでした。

副園長は、在園している場合にも「いないって言って」と言うのでこちらもどうしようも無く、その対応で園児に対する保育時間がずいぶん削られました。

最終的には、園長がある日突然、園のおもちゃや備品を持って(夜にトラックで来て積んでいったそうです)夜逃げし、園に来なくなったので園長が一人で借金と園の経営をしなければいけなくなりました。

ただし、園長は保育に関しては全く素人で、知識も経験も無い名ばかりの園長だったので園は閉園にすると言い出しました。当然、突然の閉園に園児の保護者からの大クレームが来て、保護者説明会では全員で平謝りしたあげく「考え直します」と言わされたのですが。

考え直した結果、閉園を一ヶ月延期することにし、その一ヶ月の間に保護者には別の園を探してもらい、園児には転園してもらうことになりました。ところが、園長は、自宅を抵当に入れて何とか一ヶ月経営はするが職員の給料まではとうてい出せないので一ヶ月ボランティアで働きに来てくれと言います。それはとてもできないので、と職員一同で訴えましたが、

どうにもならない、

園児のことがかわいいのならそれぐらいしてくれ

の一点張りで、私を含め「それはできません」と強引に辞めた職員と、今まで保育をしてきた園児が気になるからと言って仕方なく残った職員に別れました。結局辞める前最後の3ヶ月分のお給料は「園児の保育料が入ったら必ずわたすから」という副園長の言葉にもかかわらず支払われずじまいでした。

そして、辞める直前に副園長が新しい園を開園して、その新しい園の宣伝のチラシを元の園の保護者に配っていたことがわかりました。園児のうち数名はそちらにうつったようです。

新卒で働いていた園なので、保育園とはこんな物なのかと思ってしまっていましたが、その後新しい園に就職し、副園長のご機嫌を伺わなくても相談事や話ができる環境や、お給料日にお給料が全額支払われる環境が普通なのだとわかり、ブラック企業で実際働いているときにはそれがブラックとわからないというところに問題があるのだとわかりました。

あの頃、視野を広げて、園の外部の人にも意見を聞いてみれば良かったと思います。たとえば他の園で働いている人に聞けば自分の園がおかしいと言うことがもっと早くわかったのではないかと思います。

>>ブラック企業のリアルな体験談はこちら

 

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