【ブラック企業体験談】生活雑貨の製造販売企業への入社から退社まで

※このブログでは実際にブラック企業で働いた人の経験談やブラック企業を辞めた経緯をネットで募集し、一般の方に書いて頂きました。

実際にブラック企業で働いていた方のリアルな体験談ですので、今も「ブラック企業を辞めたい!」「早く転職したい!」と思ってる人のヒントや手助けになればと思います。管理人

40代 女性

私が勤務していたのは、生活雑貨を製造販売する中小企業です。

ホームセンターで販売される、安い組み立て式の本棚や、イス、机などのオフィス用品などを製造販売していました。私は大学を卒業後、新卒で就職が決まらず、2年間フリーターをしながら就職活動を経てようやく、内定をもらった会社になります。

ようやく内定をもらった会社ですから、私も高いモチベーションで仕事に臨みましたが…今考えてみれば、その会社の方針には疑問な点が多かったです。

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頻繁にある全国転勤

例えば、入社の後、1年半程度で転勤があります.

全国に数箇所の支店があるのですが、異常と思えるほどに、転勤のサイクルが早いのです。関東、関西、東北、北海道にある各支店に、一人1度は転勤させられます。

各支店の業務内容も、かなり差があるので、1年程で最初に配属された支店にようやく慣れたと思ったら、転勤という事で、かなりのストレスでした。自分の場合は、入社後1年目は関東の支店に配属され、仕事を覚えるのに必死だった記憶があります。

最初は営業の部署に配属になったので、取引先への訪問、打ち合わせ、取引などを重点的に身につけました。

ところが、1年過ぎた頃に、北海道への転勤の話がありまして、断る事ができない状況に…。

入社時の契約で、全国転勤ありという事は聞いていましたので、仕方なく北海道へ引っ越しをし、また不慣れな土地で別の支店に配属になりました。このような事は、普通の転勤の多いサラリーマンだったら仕方のない事なのかもしれませんね。

自分も最初はそう思って、なるべく北海道の支店でも頑張るようにしました。

問題なのは、関東の支店でやっていた業務と、新しい配属先での業務が全く異なる事です。その支店での配属先は、部長の他に、ヒラ社員が2人いるだけの少人数の部署でした。

自分は一番新入りなので、色々と教えてもらう立場になります。ただ、部長も、社員2名も、険悪な雰囲気で、到底仕事仲間という雰囲気ではありません。

さらに、関東の支店では、やっていなかった仕事ばかり。

部長に、何か一つ教えてもらおうとするたびに

「なぜこんな事がわからないのか」

「最近の若い者は、、、」

など、様々な罵倒を浴びせられました。仕方なく、業務をこなすため、夜遅くまで会社に残る事が増えましたが、もちろん残業代は出ません。

自分が自主的に残って、スキルアップするという名目だったのですが…日々、睡眠不足や、罵倒によるストレスで疲労が蓄積して行きました。

休日は、土日休みという名目でしたが、休みの日は会社へは行ってさばききれなかった販売データの整理や、雑務の処理を行っていました。

 

退職を考え始めた頃

入社当時は、ようやく決まった採用なので、必ず勤め上げようという強い意思がありました。しかし、徐々に、その気力が落ちていきました。

北海道への転勤になってから、1年位たった頃には、すでに体調を崩しはじめていました。土曜日に休みを取って自宅にいても、全く仕事の事が頭から離れなくなってしまったのです。

一緒に働いている社員たちも、あまり友好的な雰囲気ではありませんし、飲みに行って悩みを相談する相手もいません。夜、残業をしないで、早く帰宅しても、あまり良く寝付けなくなりました。

体も頭も疲れているのですが、なんとなく目が冴えてしまうのです。

心療内科に相談し、睡眠導入剤を出してもらいほとんど毎日、睡眠薬を飲んで、ようやく眠れる感じです。

医者のすすめでは、少し、仕事をセーブして、心身を休めた方が良いとアドバイスをもらいましたが、それでも、仕事を休む暇というのがありませんでした。

1日やすめば、罵倒されるのがわかっていますので、怖くて休めないのです。自分の中でも、休んだ方が良いのか、色々と迷い始めてしまい、どんどん落ち込み始めてしまったと思います。

私の心身の不調に警告をしたのが母でした。

私は関東の出身ですので、北海道へ転勤している私をやや心配していたようです。

一度、母が北海道までたづねてきた時に、「どうして急に痩せたの?」という驚きの声を上げました。

色々と会社の事情や、人間関係の悩みを母に話してみると、「無理をし過ぎている感じだから、一度、実家へ戻って来たらどう?」と言われ実家に帰る事に。

退職した方法について

結局、母の言う通り、実家に1週間帰らせてもらう許可をもらいました。

上司はかなり、怒っていましたので、心配はありましたが、自分もつかれ切っていたので、半分は、「どうにでもなれ」という感じになっていました。退職した方法は、あっさりしたものです。

関東の実家に帰る許可を1週間もらって、1週間を過ぎても北海道へは戻らなかったのです。

郵送で、休暇の延長願いを送りました。

その時には、私自身が、関東で本格的に、心療内科にかかっており、その医師からも、休養が必要と診断されていました。心療内科の診断書と共に、休暇の延長を願い出たわけです。

1か月の休暇が満了した時に、退職届けを出しに北海道の支店へ、上司には体調不良の為、退職という事で納得してもらいました。

特にもめる事もなかったです。

ブラック企業に勤めている人へ

ブラック企業に勤めている人、または会社の悩みを抱え込みすぎる人に僭越ながらアドバイスをさせて頂きます。

これは心理カウンセラーさんのアドバイスなので、みんなに当てはまるとは思いませんが、私の場合は、やはり「視野が狭く」なってしまっていた。….という事らしいです。

「この会社を辞めたらもう終わりだ」
「この仕事が終わらなければクビになる」

仕事に関して思い込みが強くなりすぎて広い視野を持てなくなるのが仕事のストレスの特徴の一つとの事です。ブラック企業に勤めている本人が、自分の勤め先をブラック企業と気づいていない事も多いと聞きました。

もし、思い当たる点があったら、第3者に相談するなど、客観的なアドバイスを受けるといいと思います。

>>ブラック企業体験談まだまだあります。

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