最初に知っといて欲しいのは第二種電気工事士はお金が掛かります。どんな資格も資格を取得するには必ず受験費用や申請費用がかかります。その他に過去問集やテキスト代も必要ですからね。
危険物とかは受験費用もテキスト代も込みで1万位で足りると思うのですが、電気工事士はざっくり5万前後は掛かるんじゃないかと思います。
なんでそんなに電気工事士はお金が掛かるのか?費用の内訳や僕の体験なども交えてお伝えします。「来年に第2種電気工事士を受けるぞー!!」って人は知っておいた方がいいかも。
第2種電気工事士取得で必ず掛かる費用
まず資格取得に必ず掛かる費用は以下の通り
あとは免許の発行の際に写真だとか郵送だとかあるので細かなお金はまだ掛かります。ですから受かった場合は問答無用で15000円程掛かります。
1番お金がかかるのは実技試験の練習用の電材
筆記試験のテキストや過去問集もですが、1番お金が掛かるのは練習用の電材です。実技試験は事前に試験に出る候補問題が発表されるので後はひたすら課題をこなすだけなのですが…
練習すればする程、電線やリングスリーブなどの電材は消耗して行くわけで、とくにVVF1.6というケーブルを1番使うのですが、10mや20mなんてすぐに無くなってしまいます。
モノにもよりますがVVF1.6の単価は大体1mあたり150円〜200円程でしょうか。この他にも使うケーブルや消耗品、工具など揃えなければならないモノがたくさんあります。
電材に掛かる費用
実技試験の練習では出題された13問の課題をひたすらこなすんですが…
実技試験の練習は最低でも13問×2回、万全を期すなら13問×3回は練習したいところです。
3回なら実技問題39回分の電材が必要になります。確実に数万単位でお金が掛かりますね。
二回セット
三回セット
2回分の練習セットと3回分の練習セットで金額差が3000円程なので買うなら3回分がオススメです。絶対に練習電材はケチらない方がイイです。その理由は…
練習用の材料は2万〜3万は見ておく
僕の失敗談なのですが電材や練習用の部材を安く済ませたいが為に、ヤフオクで試験が終わった人のお下がりみたいなセットを7千円くらいで買ったのですが、コンセントもスイッチもボロボロでねじ切り管はもちろん使ってあるし、ゴムブッシュも切られてました(この時は無知でしたw)
電気工事士の練習では部材では1回使ったらもう使えない(試せない)部材が何個かあります。中古だともう使ってあるので、その部材を本当に使った練習ができないんですよね。
電材も足りなくなったら毎回ホームセンターに買いに行ってたのでめちゃくちゃ面倒でした。最初っからケチらないでAmazonでセット買っておけばよかったと落ちてから本気で後悔…時間無いのにもったい無い事してましたよ。
実技試験で落ちる人の特徴は練習材料をケチって練習回数が少ない人、まともな材料で練習してない人があげられます(僕です)電材セットで2万〜3万は見ておきましょう!
ここはケチらないで買うべきです。コレ重要!最悪なのはケチってまともな練習回数をこなせず、来年また再チャレンジ。コレは本当に最悪。たま来年練習電材買わなきゃならないのですから(経験者談w)
工具に掛かる費用
電気工事士の実技試験は工具も持参ですから無論、工具も買わなければなりません。ドライバーや電工ナイフとかはホームセンターで安く買えるのですが、圧着ペンチやらなんやら色々揃えると結構な金額になります。
個人的にですが、他の工具はなんであれ、HOZANは絶対使った方がいい派です。ベテランのビルメン設備員とかは「そんなもん使うなよ!恥ずかしいだろ」みたいなことを言って来ますがシカトですw絶対HOZANはあった方が良いですよ。時間の短縮に大きく関わります。資格試験は勝てば官軍ですから。
HOZANについては別記事で書こうかと思いますのでここでは買った方が良いよくらいでおわります。HOZAN込みで工具一式で大体5000円〜1万円位掛かります。amazonでも工具一式のセットが売ってますね。
勉強時間が少ない人は通信講座を申し込むのも有り
働きながら電気工事士を受けるとなると中々時間が取れない人も多いと思います。特に実技試験の練習はある程度まとまった時間が無いと練習も出来ませんので、忙しい人にとっては死活問題です。
良く通信講座で第二種電気工事士のセットがありますが、時間が無い人はテキストや実技試験の指南DVDなどが一括でセットになったモノを買うのも有りかと思います。お金と引き換えに独学よりも効率的に勉強出来ます。
ユーキャンは教材だけじゃなく手厚いサポートが受けれる
皆さんご存知のユーキャンでも第二種電気工事士の通信口座を取り扱っています。教材はテキストにDVD、実技試験の電材など。工具は入ってませんが、ユーキャンではわからない所はその場でメールで質問出来たり実技試験の工作物を添削してくれたりします。
コレは正直すごく良いと思う。実技試験の練習をやっていても教えてくれる人が居ないから合ってるのか間違ってるのかわからないまま覚える事が一番怖いです。コレは是非活用したい所です。
試験問題が発表されたらそれ用の追補教材を送ってくれたり、複線図の書かたを学べる動画や学習の理解度をチェックするWebテストなんかもあるみたいでバックアップ体勢は凄いですよ、これだと独学で勉強するよりも理解が早いですよね。
第二種電気工事士の通信口座は教育給付金制度が利用出来る
教育給付金制度とは通信講座を受ける場合、対象になる口座を受講する人に最大で20%の給付が受けられる制度です。対象者は雇用保険の被保険者でだった期間が通算1年以上ある方との事ですが…おそらく多くの社会人は対象になるはずです。
給付を受けれる人は多いと思いますが、給付を受けとる条件などの詳細は公式ページで確認してもらった方がいいと思いますよ。
時間がどうしても取れない人は、通信口座を教育給付金制度を利用して受けるのが一番早く手堅いかと思います。ただし安い買い物では無いので資料を取り寄せる等、しっかり通信講座のプラン内容を確認しておきましょう!
公式サイト→ ユーキャンの第二種電気工事士講座
通勤時間はアプリで過去問対策
コレほんとに便利でした。iPhoneにアプリで電気工事士の過去問アプリがあるのですが、めちゃめちゃ捗ります!
通勤が電車やバスの人は車内でテキスト開けないですからスマホで勉強!通勤往復2時間ならこれだけで毎日の過去問対策は十分です。特に鑑別とか暗記勝負の所を復習するには最適ですよ!僕は過去問ほぼコレで覚えたなぁ。
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結局二種電気工事士受験にはいくら掛かるのか…
✔15000円の固定費用(受験費用、合格した後の申請代)
✔テキスト代4500円(テキスト、過去問集、実技試験テキスト、各1500円位)
✔実技試験の練習用電材24500円(amazonの電材セット3回分)
✔工具代10000円(amazonのHOZANセット)
大体54000円位かかる見込み!!
もちろんコレ以下に抑えられますけど工具や電材をケチると絶対良いこと無いですって…ホントに。僕は最初っからケチらず電材買ってればと思いましたよね、結局2回実技受けてコレ以上のお金使ってますもん。
電気工事士は年に1回しか受けれない上に費用も掛かる訳ですから..なるべく1回で取ってしまった方がイイですよ。それではまた!
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