第一種衛生管理者という国家試験がありますが、ビルメンの設備系資格と違って衛生関係の資格になります。僕も一昨年位に取得しましたので、勉強方法などを書いてみます。
そもそもビル管理に必要な資格なのか?という事ですが、知識としては必要な資格です。会社によっては資格手当ても付くでしょうし、1種、2種とありますが1種でも合格率は高めです。
資格手当てが付くのなら取得しておきましょう。他の職に転職する際も多少はアピール材料になるかもしれませんね。
第一種衛生管理者の費用、受験日程など
実は毎月結構な頻度で衛生管理者の資格試験は行われています。ですが….試験会場が全国7箇所の安全労働技術センターで行うので、近くに労働技術センターがある人はイイですが….自宅から遠い人は宿泊で受験に行かなきゃならないかもしれませんね。
コチラ→衛生管理者試験日程詳細
受験費用
受験費用は6800円になります。合格すると免許の申請に1500円かかりますが、実はお金は掛かるのは遠方からの交通費や宿泊費だったりして…。
受験資格
受験資格ですが最終学歴と実務経験によって変わります。
- 大卒、専門卒…卒業後、衛生管理の実務を1年以上経験したもの
- 高卒、中卒…卒業後、衛生管理の実務を3年以上経験したもの
とあります。
大卒の人は働いて1年で受験資格が与えられるんですね、高卒、中卒は3年の実務経験ですが、ここで疑問なのは「衛生管理の実務経験」って事ですが、この衛生管理の実務とはどんなものなのか…
衛生管理の実務経験
ビル管理の仕事なら業務内容がそのまま衛生管理に該当すると思います。害虫の点検や空調の調整、工具の点検などですね。これは間違いなく衛生管理の実務に該当します。
ビル管理以外の人も空調や湿度の管理もするでしょうし、社内の風邪予防やうがい手洗いの奨励なども衛生管理業務に該当します。細かな事を言えばキリがないのですが、これに関しては労働技術センターに直接問い合わせた方が良いかと思います。
解釈の仕方ではおそらくですが…ほとんどの人が年数が経過すれば受験資格者に該当するのではないでしょうか…。
該当すれば申し込み用紙を請求して事業証明書はHPから印刷して上司のハンコと最終学歴の卒業証明書を提出して申し込みます。
受験の申し込み用紙は郵送でもらえますが、近くに労働技術センターがある人は直接取りに言ってもOKですし、各地に出張所のが有るようですのでそこでも貰えますよ。まずは問い合わせてみてくださいね。
第一種衛生管理者ってどんな資格なの??
50人〜200人規模の工場や建設現場では必ず1人は必要になる資格です(2種でも可)大きな製造現場や建築現場では必ず衛生管理者がいますし、中間管理職になると衛生管理者の資格取得を促される場合もあります。
「それで何してる人なの?」って事なのですが….大きく分けると以下2つ
- 労働者の健康や安全な就業環境の維持
- 労働災害の予防、危険防止基準の確立
が挙げられます。安全に仕事をしているか、労働環境は大丈夫か、などをチェックする人ですね。大規模な職場になるとこの衛生管理専門の人員を配置しなければならないんです。ほとんどの現場は管理職の人が衛生管理者を兼務しているかと思いますが。
ビルメンの衛生管理者の資格手当はどれ位??
これは会社にもよると思いますが、僕の会社で2500円の資格手当てが付きます。直接設備と関係ない国家資格なのでもしかしたら資格手当てが付かない会社も多いかもしれませんが…。
年間で30000円程の手当になっていますのでちょっとはありがたいですw実際に資格取得もそんなに難しく無いので、手当が付く人は取得してみてはどうでしょうか。
第一種衛生管理者の勉強方法や合格率など
まず難易度はそこまで難しくありません。第一種衛生管理者で50%〜60%ほどの合格率です。
僕の場合は大体1ヶ月程度も勉強で合格できました。ただし、仕事がら予備知識等があったので、初学の人よりはやりやすかったかもしれませんね。「すぐに合格出来るし楽勝だよ〜」とか言う人の話は真に受けてはいけませんw
2ヶ月あれば十分合格出来ると思いますよ。
第一種衛生管理者の勉強方法は??
これは僕の場合どの資格も同じなのですが、基本テキストを一通り読んだらすぐに過去問を繰り返します。1回読んだだけじゃもちろん頭に入りませんが、まず1度テキストを読んであとはひたすら過去問ですw
電車通勤の人はアプリを活用すると通勤時間も無駄なく勉強出来ます。アプリは無料から有料もものまでざまざまありますが、出題パターンや、問題の解説が出る有料アプリを使った方が絶対イイです。
ケチって無料アプリを使っても思った程の効果は得られないかもしれませんよ。
このアプリは解説も丁寧で出題数も多く使い勝手が良かったですね。というか社会人で資格を取ろうと思ったらもはやアプリで勉強は必須のような気がします。他にもアプリで色々と資格勉強をしましたが、電気工事士とかも過去問はほぼアプリでOKです。
まとめ
申し込みの書類を作るのがちょっと面倒ですね。あとは受験場所が遠いかどうか…交通費や宿泊費が会社から出るならいいですが、遠方の人はなるべく一発で合格したいところです。
試験自体はそんなに難しくはないですが、それでも10人受けたら4〜5人は落ちるのでちゃんと準備して望みましょう。ビル管理の仕事に就いている人は業務内容に関連する内容も出るので比較的カンタンかと思います。
それではまた。